(http://www.locksmith.jp/)
ガイド:Kagistar
代表 藤原 信行
東京・多摩地区で活躍するKagistar(カギスター)さん。kagistarのホームページで提供される鍵屋に関する情報は質、量共に他を圧倒しています。
フリーダイヤル:0120−89−6944 ホームページ:http://www.kagistar.com/
鍵屋選びってほんとうに難しいですよね。自分でタイトルを出しておきながら、明確な回答を出すことが非常に難しい問題です。以下、いろんな鍵屋さんの形態ごとにKagiStar的見解を述べます。
たとえば、大手フランチャイズ。開業資金2000万〜3000万円必要な上に毎月のロイヤリティや仕入ノルマもあります。作業件数が少なければ必然的に売上単価を上げるしかなく、ぼったくり料金のトラブルが発生します。元来、鍵屋は「大儲け」できる職種ではありません。投資額回収さえ厳しい現状を耳にします。加盟店から訴訟が起きたFCもあります。とはいえフランチャイズ各店は独立オーナーですから、良心的な店も多いでしょう。
総じてフランチャイズの鍵屋は個人鍵屋より30%〜50%料金が高いのが通常です。相場の2倍以上の料金を請求されるフランチャイズ鍵屋もいます。なぜか というと、固定経費がまったく違うからです。料金が高くても”ブランド”という安心を買っているのだと納得できる人はそれでいいでしょう。
車を買うにしても、ディーラーで購入する人もいれば、町の中古車屋さんで購入する人もいますよね、例えるとそういう違いです。
タウンページは、広告費用さえ出せば誰でも掲載は出来ます。特に最近目立つのは、同一住所で、屋号を変え何箇所にも記載している例です。大きなスペースで ふんだんにカラー広告を使っていても悪徳業者はいます。鍵屋という商売は、日常性のない業種であり、緊急性を伴う依頼は、アナログ媒体であるタウンページ の威力が依然として強いようです。鍵屋のタウンページ広告については、こういう見方もできます。「 カギのトラブルは、2度と会わない一見の客」であるケースが多いのです。だからこそ、ここにつけこむ鍵屋もいるのです。当然そういう鍵屋は「リピート需要など考えてはいません」あるいは大きなスペース広告を信用する人ほどダマされる可能性がでてきます。タウンページでは、はっきり言って判断できません。
これは、店舗の方が断然信用がしやすいですよね。しかし、私を含め鍵屋の7割以上は無店舗です。無店舗だからかからない固定費用を料金に還元している鍵屋もあります。また、無店舗の鍵屋さんは副業としてやっている場合も多くあり、あまり”商売商売”していない人もいます。こういう人が、意外に薄利で仕事してます。
ポイントは”何者なのか”きちんと身分を公開していることです。
老舗であればいいのか。これも、難しい問題です。長年やっているだけあり信用のおける店も知っていますが、随分高い料金を取る店もあります。また、”昔の 鍵屋的無愛想一直線”から、スタイルを変えられない老舗も多いです。(話し込むといい人は多いのですが)職人気質だけでは、今の時代お客さんのウケがあま りよくなかったりします。いい意味で”職人的”気質の人もいますが、ただ単に横柄な人も時々います。
業界でのキャリア年数だけでは”場数”は分かりません。長年やっている方が、やはり信用がおけますが、大事なのは現場経験です。技術的にも然りです。た だ、年配の鍵屋さんでも昔の技術のままで”止まってしまっている”人も実際見ました。この人は、向上心さえ失っていました。新しい技術を習得する意欲と スピードについては、若い鍵屋さんの方に断然分があります。
実は、鍵屋の世界にはまだ公的な資格は存在していません。許可制でも届け出制でもありません。あなたも「私は今日か ら鍵屋です」といえば開業できます。ただし、近年発足した日本ロックセキュリティ協同組合が業界の標準化を進めるべく活動しており、近い将来何らかの”規 制”はできるでしょう。広告に記載している、●●組合、○○協会などは、たいてい同業仲間で構成する任意団体です。現在唯一と言える公的な資格は”防犯設 備士”ですが、カギ業界に特化した資格ではなく、ハイテク製品を含め広く防犯設備にかかわる業界の資格です。また、いい意味での”一匹狼”的な鍵屋さんも おり、資格にも団体にも興味を持たない”職人的気質”のすばらしい鍵屋さんもおります。
激安を売りにしていればいいのか?これも気を付けるべきです。
「かぎ開け¥3,000〜!」 などと広告で謳っておいて、現場に着くと出張料××円、難しいカギだから加算○○円と上乗せしていくケースが多いです。本当にかぎ開けを総額\3,000
でやっていたら、鍵屋は商売としてやっていけません。いくら使命感があってもボランティア価格でやっていたら、やがて倒産が訪れるだけです。あなたが鍵屋 の技術を持っているとして料金\3,000で現場まで出動して鍵開けをやりますか?
テレビのCMでやっていた
「かぎ開け何でも ¥8000」
というのは、”危ないカギ”の昼間の解錠料金です。防犯性の高いカギ、しかも夜間の作業で\25,000くらい取られたというお客の話を私は耳にしています。
以上、長々と私見を述べましたが、結局鍵屋は”個人の技量と度量”に依存する仕事なのです。大雑把な目安にしかなりませんが、以下のポイントで検討されたら良いかと思います。私自身、客に扮装して調査した経験を加味して述べます。
情報提供:kagistar